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【閲覧注意】頭から巨大スライムが垂れる男 ― 次世代エレファントマンの苦しい人生に一筋の光が差した!=カンボジア

これまでもトカナでは、体のさまざまな部位に巨大な腫瘍が形成されてしまった人々の話題を多数お届けしてきた。しかし、これほど強烈なインパクトを放つ患者はいなかったかもしれない。現在、頭からスライムのように垂れ下がった巨大腫瘍を持つカンボジア人男性が海外メディアの注目を集めている。不幸に満ちた彼の半生と、今ようやく差し込んだ一筋の光とは――。詳細についてお届けしよう。

■誰からも顧みられることのなかった腫瘍男
 今月27日付の英紙「The Daily Mail」によると、話題の男性とは34歳のヴィドさん。無職のホームレスと考えられている。先週、首都プノンペンの街角をふらふらと歩いていたところを、休暇でカンボジアを旅していたオーストラリア人、ダイアナ・コスキさんとジョン・ネトルトンさん夫婦に発見された。
「驚きました。ホテル近くの道を彼が歩いていたのです。『この男性を助けなくては』と思い、すぐに夫に話したのです」(ダイアナさん)

 ヴィドさんの頭に形成された巨大な腫瘍は、まるでスライムのように垂れ、顔面の右側を完全に塞いでいる。このような姿の人が当てもなく街を歩いていれば、症状を気にかけてくれる人がいてもよさそうなものだ。ところが、街をふらつくヴィドさんの症状を気に留める人は皆無。それどころか「シッシッ」と追い払おうとする者さえいたという。これだけ携帯電話などの情報端末が普及した現代でも、プノンペンではヴィドさんの症状が誰の話題にも上っていなかったというのだ。

「私たちは彼と話すために近寄りました。でも彼は英語がわからないようで、なかなかコミュニケーションが取れなかった。すると一部の人が寄ってきて、通訳になってくれたんです」(ダイアナさん)
市民の手を借り、「私たちはあなたをなんとかして助けたい」と伝えた夫婦。その後、ヴィドさんを連れて、宿泊している「モンスーン・ブティック・ホテル」へと戻り、ホテルの支配人とともに救済策を練ることになった。

■家族に見放され、行く当てもなくホームレスに
 救済方法を話し合う過程で、ヴィドさんの辛く苦しい半生が次第に明らかになってきた。彼の頭部には先天的に腫瘍が形成されていたが、それが次第に顔半分を覆うほどにまで巨大化してしまったこと。街を歩けば人々からあざ笑われることなど。その証拠に、ヴィドさんは(迷惑をかけまいと)常にオーストラリア人夫婦の7歩後ろを歩いていたという。また、彼は自分の身の上を明かそうとしないが、それは家族に見放されたためだと考えられている。故郷の村を出て、流れ着いた先のプノンペンでホームレスになることを余儀なくされていたようだ。
なお、ヴィドさんの右目の視界は腫瘍で完全に遮られているが、左目にはなんの問題もなく、また鼻の呼吸にも支障がないという。また腫瘍のせいで頭痛が起きることもなければ、特に重たいと感じることもない模様。
「しかし、腫瘍を取り除きたいかと聞いた時、彼はすぐにハイと答えました」
「彼にはユーモアのセンスも残されています。『もしも腫瘍がとれたら、女の子にモテるかもしれない』なんて言うんですよ」(ジョンさん)

■ついに希望の光が差した!
やがて夫婦は、Facebookを活用してヴィドさんの手術費用を募り、治療を担う医師を探すことを決め、彼の写真とともに呼びかけた。すると大反響を呼び、直後にオーストラリア・パース在住のビジネスマンが、シンガポールの優秀な形成外科医を紹介してくれることに。現在は先方の答えを待っている状況だという。また、家族を持たないヴィドさんがシンガポールに渡航するためには、生まれ故郷の村長から許可を得る必要があったようだが、それも夫婦の力添えによって取りつけたようだ。
 すでに夫婦はオーストラリアに帰国してしまったものの、もしも手術が可能であることがわかれば、すぐにでもヴィドさんのビザとパスポートの発給、さらに航空券の手配に向けてサポートを開始する予定だという。残された大きな壁は手術費用ということになるが、これだけメディアの注目を集めれば、目標額達成も時間の問題かもしれない。
 辛く苦しい人生に打ちのめされそうになっていたヴィドさんが、偶然にもオーストラリア人旅行者と出会い、とうとう大きな未来が開けようとしている。彼が、無事にシンガポールで腫瘍を切除できる日が1日も早く訪れることを心から願いたい。

TOCANA

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