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201510/2

【閲覧注意】はしゃぎすぎた若者が25mの銅像から転落死!! 野外フェスで起きた血みどろの惨事=パリ

ヨーロッパは、ダンスミュージックやクラブカルチャーの本場だ。そして毎年この時期になると、芸術の都パリでは「Techno Parade」という野外テクノイベントが開催される。各地から集った約150のミュージシャンたちがパリの街を5kmにわたり練り歩く「Techno Parade」は、フランス国内で開催される音楽フェスの中でも第2の規模を誇る盛大なイベントだ。この時を楽しみにしていた若者ら約35万人が、浮かれ騒ぐ様子があちらこちらで見られる。しかし、“若気の至り”も度を越せば、取り返しのつかない凄惨な事態を招いてしまうのだ。

英紙「INDEPENDENT」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、事故は今月19日、パリ北東部のレピュブリック広場(共和国広場)で発生した。その日、ミュージシャンを乗せたステージトレーラー(移動舞台車)が広場を通り過ぎた後、興奮冷めやらぬ若者の一部が、広場のマリアンヌ像(約25m)に上り、セルフィー(自撮り写真)を撮影するなどの行為に及んだという。

しかし、その若者たちを悲劇が襲った。なんと1人(21歳・氏名不詳)が足を滑らせ、台座側面に身体を強く打ちつけながら転落したのだ。現場は一時騒然となり、すぐに救急隊も駆けつけたが若者の出血は酷く、すでに息絶えていたという。事故の一部始終を収めた多くの写真や動画、そして死亡した若者自身が撮影したセルフィーと思しき画像がインターネット上に拡散。現在、衝撃が広がっている。

ちなみにマリアンヌ像(自由の女神)とは、フランス国家の理念である共和制と自由を象徴する女性像であり、国自体を擬人化したイメージとして各地に設置され、広く国民に親しまれている。今回、悲劇の舞台となったパリのレピュブリック広場にあるマリアンヌ像は、特に有名なもののひとつだ。

 なお、事故の発生をイベント終了後に知ったとする主催者側は、Facebookページで故人と遺族に対する弔意を表明している。しかし「Techno Parade」では毎年、少しでも眺めの良い場所で音楽を楽しもうと、銅像やバス停によじ登る若者が絶えないとも伝えられる。悲劇の再発を防止するためにも、注意喚起だけではなく何らかの防止策が求められていると言えそうだ。

TOCANA

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